売れても困る 紀州の梅


阪神競馬場 2007,11,25


売れても困る?紀州の梅 低級品ばかり…ブランドイメージに傷
 中国産食品の安全性が問題視され、国産食品が見直されるなか、日本一の梅の産地として知られる和歌山県で、特産の「紀州南高(なんこう)梅」が、これまで押されっ放しだった安価な中国産を抑えて売れ行きを伸ばしている。ところが、消費者が中国産の値段に慣れてしまったためか、売れているのは南高梅の中でも“すそもの”と呼ばれる比較的安い低級品ばかり。「『これが紀州の梅』と思われても困る」と、手放しでは喜べないジレンマに悩まされている。(産経新聞)


 みなべの梅 - 梅林の写真など。みなべ町役場

 ☆中国産の梅の値段に慣れた消費者が安価なものしか手を出さないのが理由らしい。100円ショップの出現以来の現象で、自分が消費者側だとありがたいが、生産者側だと頭が痛いのが現実である。売り価格と生産価格のギャップだろうか。どの分野もこの問題を抱えているような気がする。