石川で2年ぶり空からオタマジャクシ

morinobu20072011-06-10

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石川で2年ぶり空からオタマジャクシ

 2009年に全国的な話題となった「空から降るオタマジャクシ」が8日朝、石川県加賀市で見つかった。南河武志さん(65)方の玄関前で約20匹が死んでいるのを、妻の早智子さん(65)が発見。玄関ポーチの屋根にも数匹落ちており、南河さんは「空から落ちてきたんじゃないですかね?」と話している。
 南河さんによると、8日午前6時頃、早智子さんが掃き掃除をしようと玄関先に出たところ、体長2センチ前後のオタマジャクシが干からびた状態で大量に落ちているのを発見した。最初はゴミかと思ったが、後ろ足が出ていたため同種と確認。7日夕に掃除した時はいなかったという。
 南河さんは「ちょうど新聞のコラムで『今年は来るか』と読んだばかりだったので『あ、来たわい』と思って新聞社に電話しました。空からの贈り物? もっとええもんだとええんですけど」。自宅から約100メートル離れた営巣地に向け飛来するシラサギを日頃から目撃するため「ひなに餌を持っていく途中に口からこぼれたんじゃ」と推測している。
 09年6月に石川県七尾市で約100匹が見つかって以降、同秋までに北海道から鹿児島までの20道県27市町で発見された「空オタマ」。原因については「鳥が運んだ」「竜巻が巻き上げた」と、さまざまな臆測が飛び交ったが、依然として謎は解明されていない。