秋以降、全域でアライグマ捕獲へ

morinobu20072010-08-24


◎秋以降、全域でアライグマ捕獲へ 山梨

 特定外来生物のアライグマが県内全域で生息していることが調査で確認され、県みどり自然課は今月中に環境省農林水産省に防除実施を申請し、秋以降に全域で捕獲作戦を展開する。
 県内では平成12年以降、富士五湖周辺や県東部で生息が確認され、繁殖力の強さ、幅広い食性から生息域の拡大が懸念されたことから、19、20年度に県全域で生息調査を実施。県中央部の甲府市や山梨市、西部の早川町などでも確認された。21年度には家屋に侵入するなどの状況から個体数が増加した恐れがあるとして、県環境保全審議会に今月防除計画案を提出、了承された。捕獲には「はこわな」を使用し、アライグマが定着している可能性が高い富士五湖、県東部、甲府市北杜市など16市町村で先行捕獲に乗り出す。