自殺中3の遺書に実名、同級生3人書類送検へ

morinobu20072010-08-25


自殺中3の遺書に実名、同級生3人書類送検

 川崎市多摩区にある市立中学3年の男子生徒(当時14歳)が6月、「友人を守れなかった」とする遺書を残して自殺した問題で、神奈川県警は24日、男子生徒の同級生の男子生徒3人を近く暴力行為処罰法違反容疑で横浜地検川崎支部書類送検する方針を固めた。
 当時13歳だった同級生1人は、同様の非行事実で児童相談所に通告する。4人は遺書に「僕と友人をいじめた4人を許せない」などと、実名が挙げられていた。
 男子生徒は6月7日午後4時50分頃、同市麻生区の自宅のトイレで硫化水素を発生させて自殺した。トイレには、男子生徒がボールペンで書いたA4判の遺書1枚が残されていた。
 捜査関係者らによると、4人は期末試験中の2月中旬、教室で男子生徒を押さえつけ、ズボンやパンツを無理やり下ろすなどした疑い。ズボンを無理やり脱がされた男子生徒に1人が覆いかぶさっている様子を教諭や生徒が目撃し、教諭が「何しているの」などと注意したが、校長や担任には伝えていなかった。4人は調べに「遊びの延長でついついやり過ぎた」などと話しているという。県警は、一連の行為と自殺との関係は不明だが、「暴行に該当する」と判断した。