映画「阪急電車」

morinobu20072011-03-09


映画「阪急電車」 公式HPに西宮市民ブログ

 兵庫県宝塚市在住の作家有川浩さんのベストセラー小説を映画化した「阪急電車」の公式ホームページ(HP)に、西宮市民による「メイキング日記」が掲載されている。撮影風景を市民目線で描写し、人気を集めている。
 執筆しているのは、地域情報サイト「西宮流」のライター岡本順子さん(60)。
 「阪急電車」は西宮‐宝塚市を走る阪急今津線沿線を舞台に、乗客たちの悲喜こもごもを描いている。映画は主に両市内で撮影され、岡本さんは昨年11月26日のクランクインから12月30日の終了まで、20日間現場に足を運び取材した。
 岡本さんは西宮の魅力を発信しようと、ロケ地選びにも協力した。サイト「西宮流」のために約4年がかりで集めた情報と写真を提供。「夙川の紅葉の写真を見た監督が『登場人物の若いときの風景を撮ろう』と言ってくれたのがうれしかった」と振り返り、「西宮の地名がそのまま出てくる貴重な映画。地元の空気が伝われば」と“広報役”としてPRしている。
 公式HPへの掲載を決めた制作側の担当者は「地元の熱意がこもった日記。一般の人が知りたいことが詰まっているので採用した。多くの人に興味を持ってもらえるのでは」と期待している。
 映画の公開は関西が4月23日、全国は同29日。