国は事故を過小評価

morinobu20072011-04-13


国は事故を過小評価」専門家から批判の声も

 福島第一原子力発電所の事故の国による評価は、事故発生直後の「4」が3月18日に「5」に、そして20日以上たった4月12日になって最悪の「7」に変わった。
 専門家からは「国は事故を過小評価しようとしてきたのではないか」との批判の声も上がっている。
 原子力安全委員会によると、外部に出た放射性物質の大半は、1〜4号機で水素爆発や火災などのトラブルが相次いでいた3月15日頃までに放出されていた。15〜16日にかけ、放射性物質の放出総量が跳ね上がっており、安全委は2号機の圧力抑制室が15日に損傷し、大量の放射性物質が放出された結果と見ている。
 当時、すでにフランス原子力安全局は「6」、米民間機関「科学国際安全保障研究所」も「6または7」との見解を示していたが、保安院は「健康にかかわるものでない」として見直す姿勢は見せなかった。
 しかし、18日には国際世論に押されるように「5」に変更した。保安院の西山英彦審議官は「圧力や温度などが大きく変動し、評価が難しかった」と弁明。その後は「6にするには早い」と繰り返してきた。

☆国を批判もいいが、それを批判してこなかったマスコミや専門家も批判したくなる。